少し遅くなりましたが、10月4日をもちまして当院は開院3周年を迎えることが出来ました。これもひとえに当院を頼りにして頂いている患者さんの皆様と、私を支えてくれている当院スタッフのおかげと感謝しております。
この1年間の新規患者さんは2161名、内視鏡検査数は、胃カメラ1111件、大腸カメラ786件でした。特に大腸カメラの件数が増えているのは嬉しい限りです。嬉しいと言うのは、私が大腸専門だからというのもありますが、これからは大腸癌こそ気をつけないといけないからというのが最大の理由です。と言うのも、胃癌はピロリ菌との関係が分かって除菌治療が出来るようになってから随分減ってきているのですが、逆に大腸癌は右肩上がりに増えており、今や女性では死因No. 1、男性ではNo. 2になってしまっているからなんです。健診の便の検査（便潜血）が陰性だから大丈夫と思っていませんか？ その考えは大変危険です！ 便潜血検査は進行大腸癌があっても1割程度は陰性になるとされており、ましてや小さな大腸ポリープに至ってはほとんど拾い上げることが出来ません。ところが大腸癌は小さなポリープが成長することで癌になるものが多いのです。賢明な皆様はもうお分かりですよね。そう、大腸ポリープを見つけたければ大腸カメラを受けるしかないんです。これまで一度も大腸カメラを受けたことのない40歳以上の方は、ぜひ一度ご検討ください！
いつもふざけたブログばかり書いてますが、ここ最近、当院の大腸カメラで立て続けに進行大腸癌が見つかったので、少し真面目な内容に触れてみました。
さて4年目ですが、私もスタッフも平時のオペレーションには慣れてきたところもあるので、待ち時間の院内表示の改善など、昨年表明してやるやる詐欺状態の懸案事項を解決して参ります。
受けろ受けろと言いながら、結構な期間待ちになってしまっている大腸カメラもなんとかしないといけないと思ってます。少しずつ増枠もしてはいるのですが追いつかず申し訳ありません。ただ早めの検査が必要と判断した時は、無理やりねじ込みますのでご安心ください。
開院4年目を迎えた当院を今後ともよろしくお願いします。
今回もお祝いのお花を頂いたのですが、うっかり写真を撮るのを忘れてしまい、殺風景なブログとなってしまいました。すみません。
