消化器内科
こんなときはご相談ください
- 咳や発熱などの風邪の症状がある
- 便秘・下痢などの便通異常がある
- 特に症状はないが、胃腸の検査を受けたい
- 健康診断を受けたい
- お腹が痛い・吐き気がする
- 胃の不快感・喉や胸のつかえがある
- 健康診断で異常を指摘された
- 症状があるが何科を受診するべきかわからない
急性胃炎は、胃液の分泌が過剰になり、胃の粘膜に炎症が起こった状態をいいます。
原因は細菌などによる食中毒、お酒やたばこ、食べ過ぎ、唐辛子などの辛い物の摂取等、消炎鎮痛剤・抗生剤などの副作用、ストレスなどの精神的な要因など、様々です。
急性胃炎が日単位で症状に変化が見られるのに対し、慢性胃炎は月単位、年単位で変化・進行していく疾患です。
慢性胃炎は原因となる特定の病気がなく、かつては加齢に伴う症状だとされてきましたが、最近では慢性胃炎の大半はピロリ菌の長期感染によって起こると考えられています。
逆流性食道炎は、胃酸を含んだ胃の内容物が食道へ逆流することにより、食道が傷つき、炎症を起こすことで発症します。
逆流性食道炎が起こる原因は、胃酸が増え過ぎたり、胃酸の逆流を防ぐ機能が正しく働かないことにあります。これらはストレスや喫煙、飲酒、猫背や肥満による胃の圧迫、食べ過ぎや早食いなどが誘因となる可能性があります。
ピロリ菌感染症は、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染により引き起こされる疾患の総称です。
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息している細菌で、子どものころに経口感染してそのまま胃に定着し続けます。
ピロリ菌の出すアンモニアや毒素によって胃粘膜が炎症を起こし、やがて慢性胃炎や潰瘍、胃がんを引き起こすことがわかっています。
ピロリ菌感染はほとんどの場合が自覚症状がなく、内視鏡検査やABC検診などで感染の疑いが判明することが大半ですので、健診や人間ドックの受診が大切です。
機能性ディスペプシア(FD)は、症状の原因となる炎症や潰瘍が検査によって認められないにも関わらず、胃やみぞおちの痛みや胃もたれ、腹部の不快症状が慢性的にみられる病気です。
以前は「神経性胃炎」や「ストレス性胃炎」、慢性的な炎症がないにもかかわらず「慢性胃炎」と診断されていました。